大型の H シリーズが登場。伐採の新基準。

H シリーズ林業機械

生産性を向上させるだけでなく、今後何世代にもわたって永続的な遺産を生み出す生産システムを想像してみてください。大型の H 生産システムにより、生産性を新たな高みへと引き上げます。

新しい大型クラスの H シリーズハーベスターとフォワーダーは、大幅な低燃費、優れた安定性、人間工学的なオペレーター環境の向上により、高い生産性を実現します。

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1470H ハーベスター

より少ない燃料で生産性を向上

フレームロック、高性能エンジン、および改良された油圧装置により、運転性が改善され、収穫量 m3 あたりの燃料消費を減らしながら生産性を向上させることができます。

3 台の専用ポンプを備えた新しい油圧装置は、より強力な油圧パワーと高い作業圧力で送材を行います。このシステムは最適化されており、バランスの取れた燃費を保証します。

ハーベスターキャビン

自動化機能とインテリジェンスを標準装備

Intelligent Boom Control (IBC) は、 大型 H シリーズハーベスターの標準機能になり、IBC 3.0 は H シリーズフォワーダーの標準機能になります。 

インテリジェントキャビンキーは、機械のドアロックを解除し、オペレーター固有の設定で PC と TimberMatic コントロールシステムを開くための個人用リモートキーです。オペレーターが遠隔操作でドアロックを解除すると、機械の電源が入り、PC が起動してアプローチライトが自動的に点灯します。オペレーターはエンジンを始動させるだけで、機械をすぐに稼働させることができます。

1270H ハーベスター

さらに強力になったブーム

新しいブームは、吊上げ能力と旋回力が増しています。よりパワフルでブームリーチが長くなりました。

ハーベスター用の新型 H7 ブームは、吊上げ能力と旋回トルクが約 10% 向上。新型 H9 ブームも同様に吊上げ能力が 10% 向上し、旋回トルクは以前のモデルよりも 5% 向上しています。

F10 フォワーダーブームのリーチは 10.2 メートルへと延長。対応する F9 ブームのリーチは 10.7 メートルへと延長されました。油圧ホースとホースの取り回しが改善されました。新型 F10 は、市場で最も強力なフォワーダーブームです。ブームの吊上げトルクが 40%、旋回トルクが 22% 向上したことで、さらに大型のグラブバケットも選択可能になりました。

Timbermatic H

使いやすさ

TimberMatic Maps が統合された TimberMatic H コントロールシステムは、オペレーターが優れたパフォーマンスと生産性を達成できるよう支援します。

TimberMatic H の自動化により、使いやすさと人間工学に基づいた操作性が向上しています。新しいインターフェースはシンプルで簡単にアクセスできます。TimberMatic H の自動化システムは、すべての林業製品で一貫したユーザーエクスペリエンスを提供します。新しいビジュアライゼーションでは、夜間表示と昼間表示を選択できます。また、画面には、状況に関連する情報のみが表示されます。

John Deere ハーベスターキャビン

キャビンの快適性

大型 H シリーズでは、回転・水平機能付きキャビンが標準となっています。キャビンからは作業エリアがよく見え、改良された温度調節システムが装備され、キャビンの旋回角度が ±30° 大きくなっています。ライトの明るさ、ノイズレベルの低さ、オペレーター用収納スペースの広さも改善されています。機械の基幹機能やカメラ用に新たに追加されたセカンダリーディスプレイ、複数の充電用コンセント、駆動方向を選択するための新型ペダル、サブウーファーと高音域スピーカーを備えた新しいプレミアムオーディオシステムも装備されています。

暗い森林で使用されるハーベスター

Intelligent Boom Control (IBC) およびボタンジョイスティック

IBC を使用すると、オペレーターはブームジョイントの動きではなくグラブバケットの制御に集中できるため、ブーム制御が正確で迅速かつ簡単になります。IBC は作業の安全性を向上させ、作業を容易にします。

ハーベスターの構成可能なボタンジョイスティックにより、日常作業が容易になります。

メンテナンスが容易

日常的なメンテナンスが容易

日常的な整備が容易になります。液体注入口はすべて、1 つの場所に集められ、簡単に手が届くところにあります。すべての機械には、電動エンジンオイルレベルセンサーと、全く新しい中央集中式グリース注入装置が装備され、取り扱いが容易になりました。また、機械の周りには、実用的な収納スペースがいくつかあります。

 

森林で使用される 1270H ハーベスター

保守性の向上

個々の整備作業が少なく、整備箇所が集中化され、手が届きやすくなっているため、H シリーズ機の整備は容易です。オプションの自動潤滑と中央集中式グリース注入装置により、時間を節約できます。エンジンオイルのレベルチェックは、起動時に TimberMatic 画面に自動的に表示されます。

林業機械の整備

最大 1000 時間の整備間隔

最大 1000 時間の整備間隔で整備契約を締結し、整備時間を短縮することで、ダウンタイムの短縮とコストの削減を実現できます。

John Deere Protect

3 種類の整備プラン

John Deere は、H シリーズ機械向けに、500 時間、750 時間、または1000* 時間の間隔で、3種類の整備プランを提供しています。当社の新しい 1000 時間整備プランは、整備に費やす時間を短縮し、運用コストを削減できるため、市場で最も優れた製品として際立っています。この実績は、継続的に機械を改善するという当社の揺るぎないコミットメントを反映しています。

1000 時間整備プランを選択することで、節約された整備時間を生産量の増加や収益の向上につなげることができます。ただし、750 時間または 1000 時間の整備間隔が長い整備プランを利用するには、以下の要件を満たす必要があることにご注意ください。

  • 整備契約の締結
  • 低硫黄燃料の使用
  • John Deere 純正オイル、フィルタ、部品の使用
  • John Deere オイル分析プログラムの遵守

これらのガイドラインに従うことで、H シリーズ機の最適なパフォーマンスと寿命が保証されます。

*H シリーズ機のみで利用可能

ハーベスターとフォワーダー

John Deere Protect™

John Deere Protect は、John Deere の林業機械向けに強化されたサービス契約を提供します。機器の信頼性、稼働時間、パフォーマンスを最大限に高めます。John Deere Protect は、500 時間、750 時間、1000* 時間の整備間隔を特徴とする 3 種類のカスタマイズされたメンテナンスプランにより、お客様の機械が常に最適な状態で稼働することを保証します。整備契約は、新しい機械にも中古の機械にも設定できます。

延長保証、パフォーマンス最適化サービス、部品プログラム、オイルサービスなど、お客様固有のニーズや伐採状況に合わせてオプションサービスをカスタマイズできます。John Deere Protect があれば、John Deere の専門知識、ツール、最新の技術ソリューションをフルに活用することができます。整備費用は予測可能で、作業工賃、John Deere 純正部品代、オイル代も含まれていますので、どうぞご安心ください。John Deere Protect の整備履歴が記録された機械は、リセールバリューも高くなります。

John Deere Protect の整備契約は、生産性の向上、日々の運転コストの削減、予測可能なメンテナンスコスト、そして働く喜びをもたらします。

*H シリーズ機のみで利用可能

John Deere 1270H ハーベスター

1270H

  • 強力な万能ハーベスター
  • IBC を標準装備
  • 高い吊上げトルクと旋回トルクを備えた H7 ブーム
  • 整備とメンテナンスが容易
  • 豊富な種類のハーベスターヘッド
  • 作業エリアへの優れた視認性

John Deere 1470H ハーベスター

1470H

  • 大型樹木に最も適したハーベスター
  • IBC を標準装備
  • 高い吊上げトルクと旋回トルクを備えた H9 ブーム
  • 整備とメンテナンスが容易
  • 豊富な種類のハーベスターヘッド
  • 作業エリアへの優れた視認性

2510H フォワーダーブーム

強力なブーム

新型の F9 および F10 ブームは、パワーアップとロングリーチを実現します。F10 ブームのリーチは 10.2 メートル。F9 ブームのリーチは 10.7 メートルです。油圧ホースとホースの取り回しが改善されました。新型 F10 は、市場で最も強力なフォワーダーブームです。ブームの吊上げトルクが 40%、旋回トルクが 22% 向上したことで、さらに大型のグラブバケットも選択可能になりました。新型 F9 ブームでは、ブームの吊上げトルクが 13%、旋回トルクが 10% 向上しました。

森林で使用される 2510H フォワーダー

Intelligent Boom Control (IBC) 3.0 を標準装備

大型 H シリーズフォワーダーでは、IBC 3.0 が標準となっています。

IBC 3.0 では、ボタンを押すだけで、ブームは自動的に運搬ポジションに折り畳まれて積載スペースに格納され、運搬ポジションから展開されます。またブームは、ボタンを押すだけで、山積みされている木材から積載スペースに自動的に戻ります。

2510H フォワーダーの積載スペース

積載能力の向上と積載面積の拡張

新型フォワーダーは、積載能力が向上し、伸縮式バンクを備えた 2 つの新サイズオプションにより積載面積が拡張されています。

積載面積 7.5m² のオプションは、重量のある広葉樹やユーカリの丸太を扱うのに最適で、積載面積 8.5m² のオプションは、針葉樹を扱う 2510H モデルにお勧めです。

2010H

  • 20 トンの積載能力を持つ大型のフォワーダー 
  • パワーアップとロングリーチを実現した新型 F9 および F10 ブーム 
  • 新しいフレームロックにより、フル積載時でも安定性が向上 
  • IBC 3.0 を標準装備 
  • 整備とメンテナンスが容易 

最大エンジン出力、220 kW
エンジントルク、1400 Nm
牽引力、255 kN
ブームのリーチ、8.5/10.2/10.7 m
総持ち上げトルク、210/170 kNm

旋回トルク、50/45 kNm
積載能力、20 トン
積載スペースのオプション、6.5/7.5 m2
旋回角度、44 度
地上高、799 mm




 

2510H

  • 25 トンの積載能力を持つ最も大きなフォワーダー 
  • 新型のツインモーター駆動装置により、走行速度が 50% 向上 
  • パワーアップとロングリーチを実現した新型 F9 および F10 ブーム 
  • 新しいフレームロックにより、フル積載時でも安定性が向上 
  • IBC 3.0 を標準装備 
  • 整備とメンテナンスが容易 
最大エンジン出力、252 kW
エンジントルク、1550 Nm
牽引力、290 kN
ブームのリーチ、8.5/10.2/10.7 m  
総吊上げトルク、210 kNm
旋回トルク、50 kNm
積載能力、
25 トン
積載スペースのオプション、
6.5/7.5/8.5 m
旋回角度、44
地上高、
779 mm